地域と共に発展する中小企業の地域共存への取り組みとは!

 中小企業は、地域に属し、地域の人を雇い、製品・サービスの生産・提供をするなどの経済活動をしています。それが行えるには、企業が地域と何らかのインフラ(ハード面・ソフト面)の恩恵を被っているからです。

 ハード面では、道路、水道・電気・ガス、電話、交通機関などのインフラです。

 ソフト面では、警察、消防、行政(各種証明書、届出、年金、健康保険)、銀行(融資、支払、入金)、病院(健康診断)などのインフラです。

 このことから、中小企業は地域社会と良好な関係を築き、維持し、地域社会と共存共栄することが求められるようになってきています。

 中小企業が、地域と共に発展するために、地域との共存への取り組みを説明します。

【目次】

1 中小企業と地域社会(地域コミュニティ)との関係の今昔
1-1. 昔からの経過
1-2. 現状
2 中小企業から見た地域社会との共存する理由
3 中小企業の地域貢献活動への取り組む例
4 中小企業の地域貢献の課題
5 まとめ

【本文】

1 中小企業と地域社会(地域コミュニティ)との関係の今昔

1-1. 昔からの経過

 かっての日本では、地域社会の相互扶助や家族同士の助け合う風習がありました。地域・家庭・職場が相互に連携して、地域社会を支え合っていました。
それが、大都市への人口の集中で地方の人口が長いこと軽減し続けてきた結果、核家族化が進み、地域が過疎化し、地域社会での交流が希薄になってきたのです。

 さらに、世界的に例を見ない速さで、少子高齢化が急激に進展しました。子供は外で遊ばせない、高齢者は交流する人がいない。子供も高齢者も孤立する傾向を作ってしまったのです。

 一方、地域の賑わいの斜陽化、街のシャッター通り、空き家など、さまざまな地域の課題が発生しています。

1-2. 現状

 現時点では、地域社会とのかかわりが希薄な状態となっている企業が多いようです。

 しかし、企業は複数の人々を雇い、その行動力があります。企業が持っている人的・経済的な活力を使って、地域の課題を解決したり、街の賑わいを再生するなどの役割を期待されるようになってきています。
これが、企業が地域と共存するために、地域社会に貢献する活動の始まりです。

2 中小企業から見た地域社会との共存する理由

 「地域の発展なくして、企業の発展はない」という見方が中小企業に根強くあります。地域との域密接な関係をもっている中小企業が多いようです。

 いくつかを例を示します。
①地域の企業や人から仕事をもらっている。
②地域の人を雇っている。
③上記の2のことから、地域経済の活性化に役立っている。
④地域の一員として地域活動、伝統行事、文化活動、スポーツなどに協力したい。
⑤地域社会との良好なコミュニケーションをしたい。
⑥地域への愛着や誇りが湧いてくる。
⑦企業の知名度やイメージが向上する。
⑧交流や自己研鑽の目的で、企業間連携できる商工会議所、商工会、経済団体の活動に参加している。

 このようにして、中小企業は地域と密接な関係をもっているのです。

3 中小企業の地域貢献活動への取り組む例

 中小企業が属する業界・業種・規模と地域の特徴などで、中小企業が地域貢献活動に取り組む内容は異なります。その内容を大枠にしますと次のようになります。

①文化・環境
②経済の振興
③治安・防災
④教育
⑤雇用
があります。

 これらの項目の内訳がどんなものかを見てみましょう。

 「①文化・環境」では、
・祭・伝統行事の開催・維持
・文化活動・スポーツ活動の振興
・景観の保全
・美化・緑化の推進
・自然環境の保全
などがあります。

 「②経済の振興」では
・地域産業の活性化
・展示会や観光のPR支援
・商店街の活性化
・特産品・農水産品などの地域資源の活用
などがあります。

 「③治安・防災」では
・防犯活動
・交通安全活動
・消防・防災活動
などがあります。

 「④教育」では
・学校教育の協力
・職場の見学・体験
などがあります。

 「⑤雇用」では、
・再雇用と支援
・学卒の雇用と支援
・高齢者・障碍者の雇用と支援
などがあります。

 なお、これらが単独で行うこともありますが、複数の項目の協力と複数の企業連携がをすると参加者が増え、賑わいも増します。

4 中小企業の地域貢献の課題

 中小企業が地域貢献する場合、他の協力や支援が必要となります。
これを乗り越えて進むことが大事です。

 それを例示します。
・行政の支援
・地域住民と企業の協力
・従業員の理解と協力と支援
などです。

5 まとめ

 地域との共存を図るには、中小企業が「良き企業市民と」として自主的な活動が求められます。
企業は、自社の特徴を活かして、独自の貢献がおこなえます。
それには、地域の声を聞くことも大事なことです。
後は、計画性をもって、無理せずに取り組んでいくことです。

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