『やる気の5Cでクリーナー増販』の話です。
おさらいです。
やる気の5Cとは、
仕事を組み立てて、完了するまでの手順です。
次の頭文字をとったものです。
・チャンス
・チェンジ
・チャージ
・チャレンジ
・チャーム
A会社は、クリーナーの製造販売をしています。
販売経路は主に商社経由で行っています。
N社長は、新たな販売経路を
作りたい考えていました。
手狭になった本社を移転した時に
販売経路を新たに開拓しようと決意しました。
本社の移転が「チャンス」で
販路開拓の決意が「チェンジ」なのです。
販路開拓先をホームセンターに絞りました。
ホームセンターの売り場に行き、
自社のクリーナーとの違いを調べました。
洗浄力、肌へのやさしさ、使い勝手などです。
クリーナーの商品価値の違いをつかみました。
これが「チャージ」です。
ホームセンターの購買部に行き、
アポ取りして、説明してやっとのことで、
ほんの僅かなスペースにクリーナーが
展示してくれることになりました。
これが「チャレンジ」です。
このままでは、クリーナーが売れません。
新たなチャレンジをする必要があります。
ホームセンターの店長と掛け合い、
デモ販が出来るように交渉しました。
制約が多いなかでスタートをしました。
デモ販する場所は、
ホームセンターの入口の外です。
お客さんは、
ホームセンターに急いで入るので
クリーナーの洗浄デモを見る
余裕はありません
次にデモ販する場所を
店内にしてもらうことにしました。
入口からずーと離れた場所で、
人があまり来ない場所です。
クリーナーの洗浄デモをしていても
お客さんは集まりません。
再度、デモ販場所を交渉し、
狭くても、お客さんの流れがある
入口近くにしてもらいました。
クリーナーの洗浄デモをしていると
お客が2、3人集まりました。
そのお客がびっくりして、買ってくれたのです。
ここまでが2回目の「チャレンジ」です。
継続的にクリーナーを買ってもらうには、
毎週土日にデモ販をすることにしました。
クリーナーを買ったお客が、
油汚れが落ちて良かった。
又、買いに来たと言われました。
これを受けて、説明者は元気が付き、
デモ販の威力が出たのです。
説明者はA社の社員です。
これが3回目の「チャレンジ」です。
デモ販を見た人は、
クリーナーを買ってくれますが
見ない人は買ってくれません。
デモのビデオを作りました。
クリーナーを展示している棚に
手のひらの倍ぐらいの大きさの再生機に
デモビデオもエンドレスに回したのです。
これはデモ販の代わりになり、
説明者が不要となります。
更に、クリーナーの説明するパンフレットは
展示棚にぶら下げました。
これが4回目の「チャレンジ」です。
ホームセンターからリピート数が
増ええきました。
初めに狙っていたホームセンターに
クリーナーが常設できたのです。
N社長は社員と共に努力して
常設展示できたことが
「チャーム」となりました。
最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
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