やる気の5Cで干支の新生産システムを作る方法!

 

『やる気の5Cで干支の新生産システムを作る方法!』

の話です。

おさらいです。
やる気の5Cとは、
仕事を組み立てて、完了するまでの手順です。
次の頭文字をとったものです。

・チャンス
・チェンジ
・チャージ
・チャレンジ
・チャーム

 

B会社は、小物のプラスチック成型を
している会社です。

毎年、神社などから頼まれて
干支の製品を作っています。
今年の干支は戌(犬)ですよね。

干支の製品を作るのに多くの工程があります。
デザイン、設計、金型、成型、着色、装飾品、
装飾品付け、袋印刷、袋詰め、箱製作、箱詰め
などがあります。

B会社は、デザイン、設計、成型、装飾品付け、
袋詰め、箱詰めを自社でしています。

お客さんごとに異なるで
夏から秋の中ごろまでは
てんてこ舞いのありさまです。

お客さんからは注文は
毎年遅くなってきています。

他の作業にも影響が出始めています。

T社長は、この状態が変革の「チャンス」と
と思ったのです。

 

干支については、デザインや設計以外は
外部で作業を委託できないか?
このように「チェンジ」したいと、
決意をしました。

営業、製造の担当を交えた
プロジェクトチームを編成しました。

T社長の出した要件は次のとおりです。
・委託先は車で30以内に行ける範囲とする
・同一の作業内容の委託先を複数確保する
・委託先の作業の余裕状況を把握できる

 

これに基づき、生産システムの構築をする
「チャージ」が始まり、課題が出るたびに
「チャレンジ」が続いたのです。

・協力してくれる委託先の開拓
・作業するための資材の供給
・製品や作業の出来栄え確認

などで、委託先との行き来が非常に多くなり、
移動の課題が出てきたのです。

 

1つのお客の注文について
委託作業を開始しました。

ここで出た新たな課題を解決しながら、
他のお客についても逐次委託に
切り替えていったのです。

 

すべてのお客を新生産システムに
切り替えるまで3年間掛かりました。

会社の作業場所は、倉庫に切り替わり
お客の要望に配送が応じられるように
なってきています。

干支の製品を作るという仕事から、
作業の段取りを組み立てる手配師の
ように仕事が変わりました。

 

新たなビジネスの枠組みができたことが
「チャーム」となります。

 

最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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