売れない時代に売れるってどうして!

売れない時代にも売れるものがある

成熟し、商品が過剰で氾濫して、売れにくい状況です。

ユニークでなくても、最高の品質でなくても、
価値があると認められれば、売れています。

これはいったいどういうわけなんでしょうかね。

売れない時代にも売れるには、
売れる仕組みを創るからです。

売れない時代に売るための秘策は

ある小さな町に、大手コンビニが出来て、
いくつかのお店が潰れました。

そこに、ミニコンビニがあり、
お店を続けたいということでした。

その地域で困っていることを調べました。
お弁当を作っていたお店が潰れたりして、
高齢者が食べられるお弁当がないということです。

高齢者が食べられない理由や要望を
把握することにしました。
結果は、一人ひとりの状況が違い、
それに対応する必要がありそうです。

・病気の状況、
・食の好み、
・食欲の度合い
・食べる時間帯

ミニコンビニでは、
家庭の主婦がスタッフとして働いています。

お弁当を作るのはお手も物ですが、
・献立作り
・配達回数と配達時間合わせ
を解決する必要があります。

献立作りは、栄養士に協力してもらいました。
料理中に出る端材を少なくするための工夫もしました。

配達回数帯は、朝昼晩と3回に収めたいが、
高齢者の生活習慣から、増やさざるをえません。

食べたお弁当は、
次回の配達時に回収することにしました。

回収したお弁当を開けると、
食べ残しの状況や調味料の使い方がわかります。

次のお弁当作りに反映します。

お弁当を届けた時には、
次回のお弁当の注文と
体の調子と食欲を聞くことにしました。

病院のように一人ひとりの献立、
食べ残し、体調のカルテを作りました。

この活動を知った町では、
このミニコンビニに
高齢者の健康管理の仕事を委託しました。

町は、職員を派遣せずに、
高齢者の安否や健康状態がわかり助かっています。

このように副産物も出ることもあります。

このように高齢者のお弁当の課題を見つけて、
解決するのが、課題解決型の企画力です。

課題解決型の企画力の手順

このお弁当の事例から、
課題解決型の企画力の手順は
次のとおりとなります。

・課題を見つける。
・原因を探る。
・課題を解決する。
・事業として成り立つようにする。

これらの一連のことをまとめて表現したものが
企画書となります。

企画書が出来たからと言っても
直ぐに実施は出来ません。

実施のための手順があります。
関係者が企画書の内容を理解することです。

設備が必要なら、銀行からの借入のため、
この企画書が活きます。

企画書によっては実行の手順が書いてあれば
それに従います。
なければ、時系列に実施する手順を
企画する必要があります。

実施してから、
上手くいかないとか、クレームが出た時は、
企画書でどの箇所で起きたのかを突き止め、
企画書に基づいて、改善を行うと早く解決できます。

企画書にはこんな使い方もあるのです。
この時も、企画力がものをいいます。

最後までお読みくださりありがとうございます。